コメリが22日発表した2024年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比3%増の95億円だった。エアコンや遮光用品など夏物商品のほか、防災関連用品の販売も好調だった。増収効果に加え、利益率の高いプライベートブランド(PB)商品の販売向上も利益を押し上げた。売上高にあたる営業収益は同2%増の1988億円だった。
8月の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表により、大阪や和歌山など関西地域を中心に防災用品の需要が高まった。PB商品ではカー用品やアウトドアブランドの販売が堅調に推移している。コメリは現在48.9%のPB商品売上高構成比を、早期に60%に高めることを目指している。
25年3月期は売上高で前期比5%増の3880億円、純利益で同11%増の152億円の従来予想を据え置いた。下期にかけ新規出店を加速するほか、ハード&グリーン(H&G)を中心に店舗改装に力を入れる。
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