医療情報サイト運営のエムスリーは22日、入院生活用品のレンタルを手掛けるエランに対するTOB(株式公開買い付け)が完了したと発表した。買い付け予定数の上限である55%を取得し、連結子会社にした。それぞれの顧客基盤を活用して取引施設数の拡大を狙うほか、海外展開でも連携する。
エムスリーは9月にエランへのTOBを発表し、10月21日まで買い付けをしていた。TOBに約346億円を投じた。エランの上場は維持する予定だ。
エランは病院の患者や介護施設の入居者向けに、衣類やタオルなどの生活用品を提供する事業が主力だ。患者の退院後の生活サポート事業や、インドやベトナムでのランドリー事業も手掛ける。
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