電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、9月のパソコン(PC)出荷台数が前年同月比6%増の77万5000台だったと発表した。出荷金額は同14.1%増の866億円だった。台数・金額ともに3カ月連続でプラスとなった。2025年に米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了を控え、法人向けPCの需要が伸びているため。
出荷台数の約9割を占めるノートPCが8%増の67万6000台、出荷額は16.7%増の753億円だった。特にノートPCの中でも画面が比較的小型で持ち運びが出来る「モバイルノート」が好調で、出荷台数は32.7%増の37万5000台、出荷金額は40%増の430億円だった。新型コロナウイルス禍で進んだ在宅勤務で使われるノートPCの買い替え需要がけん引したとみられる。
同日発表した4〜9月のPC出荷台数は前年同期比13.2%増の348万7000台、出荷金額は16.8%増の4124億円だった。台数と金額ともに前年同期を上回るのは2年ぶり。JEITAは「今後もこの傾向は続くのでは」とみる。
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