電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、9月の薄型テレビの国内出荷台数が前年同月比5.2%増の34万4000台だったと発表した。前年を上回るのは3カ月連続。家庭で映画などを楽しむ需要が増え、各社が大型・高画質製品を投入したことが影響した。
型別では、全体の約4割を占める50型以上が3.2%増の14万2000台、約3割を占める40〜49型が10.7%増の9万7000台だった。
4〜9月の薄型テレビの国内出荷台数は前年同期比3.2%増の206万9000台、出荷金額は同3.6%増の2026億円だった。夏季ボーナスの増額やパリ五輪需要が寄与した。
JEITAが同日発表した9月の民生用電子機器全体の国内出荷金額は、前年同月比7.7%減の831億円だった。新車生産が落ち込み、カーナビ出荷台数が21.4%減の24万8000台と低迷したことが響いた。
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