リコーは印刷機の基幹部品「インクジェットヘッド」の欧州販売で攻勢をかける(英国の拠点)

リコーは18日、アパレル向けなどを手掛ける産業印刷事業の新会社を英国に設立したと発表した。複数の関連会社に分散している欧州の販売やマーケティング機能を集約し、意思決定を早める。

英中部のテルフォードに10月1日付で立ち上げた。25年4月から事業を始める。従業員数は百数十人規模になる見通し。リコーは洋服の生地にインクを噴射する「インクジェットヘッド」という印刷機の基幹部品の製造販売などを手がける。

産業印刷向けのデジタル印刷は今後市場の拡大が見込まれる。現在は版画のように「版」をつくるアナログ印刷と呼ばれる手法が一般的だが、廃棄や水質汚染など環境負荷が大きく、デジタル印刷への移行が進んでいる。

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