東京電力ホールディングス(HD)は12日、企業への投資を専門にする子会社を通じて立ち上げた3号目のファンドにパナソニックホールディングスが出資したと発表した。3号ファンドは3月末に設立し、合計で200億円超を中小企業などに投資する。電力事業の経営環境が厳しくなるなか、企業投資でも稼げる体制を整えたい考えだ。
東電HDは21年に東京電力タイムレスキャピタル(東京・千代田)を通じてファンド事業を始めた。3号ファンドにはパナソニックHDのほか、近鉄グループホールディングスや奥村組などが出資を決めた。運用期間は10年間で、生活に関わる中小企業に出資する計画だ。
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