ヒマラヤは11日、2025年8月期の連結純利益が前期比94%増の4億円になる見通しだと発表した。電子商取引(EC)販売やファッション性を重視した「スポーツライフスタイル」分野のアパレルの伸びを見込むほか、前期に進めた在庫調整の効果で利益率が改善する。
売上高は5%増の613億円を予想する。ECは販売ツールとなる自社アプリの浸透もあり、約10%増の187億円を見込む。「ライフスタイル」では11日に新たなプライベートブランド(PB)の「SPGY」を発売した。記者会見した小田学社長は「(同分野は)前期に仕入れの見直しや独自商品の開発を進めた。成長を期待している」と述べた。
同日発表した24年8月期の連結決算は、売上高が前の期比3%減の585億円、純利益が同65%減の2億600万円だった。新型コロナウイルス禍でのキャンプブームの反動でアウトドア分野が落ち込み、暖冬でスキーやスノーボード用品も振るわなかった。不調な分野を中心に在庫処分を進め利益率も悪化した。
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