JR東海は10日、京都市の四条烏丸エリアで新ホテル「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」を出店すると発表した。2025年夏の開業を見込む。同社は26年度にも京都駅前に同ブランドのホテルの開業を予定している。インバウンド(訪日外国人)の旺盛な宿泊需要を取り込む。
ホテルは地下鉄の四条駅から徒歩1分。地上9階建てで客室数は125室を備える。9月末に三菱地所から既存のホテルの引き渡しを受けた。米ホテル大手のマリオット・インターナショナルと組んで改修・運営する。
JR東海の関西でのホテル計画は京都府に2棟、奈良県に1棟となり、四条烏丸が最も早く開業する。同社はこれまで自社保有の資産を活用してホテルを展開していた。関西の3棟はいずれも建物や土地を取得して開発する。
JR東海の丹羽俊介社長は10日の記者会見で「新型コロナウイルス禍を経て取り組んでいる新たな挑戦の象徴的なものだ」と強調。京都では「2館一体で効率的に運営できる」と話した。
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