セブン&アイHDは2025年2月期の連結業績予想を下方修正した

セブン&アイ・ホールディングスは10日、2025年2月期の連結純利益が前期比27%減の1630億円になる見通しだと発表した。従来予想(30%増の2930億円)から1300億円下方修正し、一転減益となる。事前の市場予想の平均(QUICKコンセンサス、2820億円)を下回った。米国の物価高や消費停滞の影響で主力の海外コンビニエンスストア事業が落ち込む。傘下のイトーヨーカ堂が運営するネットスーパー事業の配送センターなどの減損損失も利益を押し下げる。

売上高にあたる営業収益は4%増の11兆8790億円の見通しで従来予想から6330億円引き上げた。営業利益は25%減の4030億円と、従来予想から1420億円下方修正した。

同日発表した24年3〜8月期の連結決算は、営業収益が前年同期比9%増の6兆355億円、純利益は35%減の522億円だった。米国のコンビニ事業の落ち込みのほか、節約志向の高まりで、国内コンビニ事業も伸び悩んだ。

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