節約志向を追い風に既存店売上高は好調だった

キャンドゥが8日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、最終損益が2億4300万円の赤字(前年同期は1億5900万円の赤字)だった。節約志向を追い風に主力の100円ショップの販売は伸びたが、円相場の上昇に伴いデリバティブ評価損2億9700万円を営業外費用に計上したことが響いた。

売上高は前年同期比6%増の417億円、営業利益は97%増の4億1800万円だった。割安感のある生活雑貨やキャラクターグッズが人気で、既存店売上高は5%増と好調だった。

同日、24年2月期と24年3〜5月期の連結決算を一部訂正すると発表した。24年2月期の最終損益は4月9日に開示した4億5900万円の赤字から11億円の赤字に、7月11日に開示した24年3〜5月期の純利益は7400万円から7900万円に、それぞれ訂正した。繰り延べ税金資産を過大に計上していたためとしている。

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