静岡スバル自動車(静岡市)は5日、静岡市内に中古車専門の販売店「カースポット清水」を開業した。初めてスポーツやアウトドア向けに改造したカスタム車も取り扱う。新型コロナウイルス禍もきっかけに高まるアウトドア需要などに対応して顧客の裾野を広げ、利益率向上も狙う。
新車販売店の「清水店」で中古車も扱っていたが200メートル離れた場所に独立させた。延べ床面積は約414平方メートル。新設した屋内ショールームにカスタムを施したスポーツカー、大型多目的スポーツ車(SUV)、軽ワンボックス車の計3台を展示・販売し、カスタムパーツ製造のエッチ・ケー・エスとのコラボによる2台を展示する。
今後はスバル車以外を含め、持ち込みによるパーツの取り付けなどにも対応する。カスタム車の単価は通常の車両価格の少なくとも1割以上は高いという。担当者は「正規ディーラーがカスタムに対応することで質の高い整備も提供できる」と説明する。
まず13日までの7営業日で400組の来場を目標とし需要を探る。カスタム車も含めて月20台の販売を目指す。「新店舗をモデルに、三島市や浜松市の店舗にもカスタム対応を拡大したい」(担当者)とする。
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