ラピダスが建設中の工場(8月、北海道千歳市)

次世代半導体の国産化を目指すラピダスに、富士通が出資する方針であることが3日、分かった。ラピダスは資本増強に向け、既存株主や銀行団に出資を要請している。富士通は既存株主ではないが、資金確保に協力する。

出資額は今後詰める。富士通はラピダスへの出資により、最先端半導体を優先的に確保し、人工知能(AI)を活用したIT(情報技術)サービスの強化などにつなげる狙いがあるとみられる。

ラピダスは最先端半導体の量産に備え、総額1000億円規模の資金調達に動いている。ソニーグループやNEC、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といった既存株主が追加出資に応じる意向であることが既に判明している。

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