大手企業を中心に2025年春の入社予定者を対象とした就職内定式が1日、開かれた。新型コロナウイルス禍の収束で対面形式が主流となったが、一部企業はオンラインで開催した。

クボタは、大阪市内の本社と内定者をオンラインでつなぎ、284人が参加した。コロナ禍以降に定着した形式だが、親睦を深めてもらうため、今年は内定者同士のオンライン懇談も実施した。

NECは東京都内の本社で午前と午後に分けて開催。計700人超が出席する。午前の部にはラグビー日本代表で活躍した田中史朗さんが登場し、「社会人としてアピールすることで、チャンスがつかめる」とエールを送った。

参加した東京農工大学4年の市川倫子さん(22)は「選考段階から内定者や社員の方と交流するイベントが多く、不安を解消してもらえた。温かい環境で一緒に働けるのが楽しみ」と語った。

同社は昨年に続き、保護者もオンラインで内定式を視聴できるようにした。

NECの内定式に出席した学生ら=1日午前、東京都港区

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