金融大手の「りそなグループ」の内定式は、東京と大阪で開かれ、合わせて947人が出席しました。

このうち、大阪 中央区の会場では、りそなホールディングスの南昌宏社長があいさつし「日本経済は、緩やかなインフレを前提とする新しい時代へと動き始めている。これからの経済を支えるために、みずから考え、気付き、挑戦を続けてほしい」と激励しました。

続いて、傘下の「関西みらい銀行」に内定している喜多優心さんが、代表して決意表明を行い「真摯(しんし)な姿勢で、お客さまに寄り添えるよう心がけ、地域社会に貢献していきたいです」と述べていました。

日銀の利上げによるいわゆる「金利のある世界」の到来で、金融機関の営業戦略も変わる中、このグループでは、資産運用など顧客のニーズに対応できる優秀な人材を確保しようと、関西に営業基盤を持つ「関西みらい銀行」と「みなと銀行」の初任給を来年春から3万円引き上げます。

みなと銀行に内定している水口香那さんは「初任給が上がると聞いて、うれしい気持ちと同時に、もっと頑張らないといけないと思いました。顧客に信頼される銀行員になれるよう日々、努力していきたい」と話していました。

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