【ワシントン共同】米商務省が26日発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より2.7%上昇した。伸び率は前月より拡大し、市場予想を上回った。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数上昇率は2.8%だった。
PCE物価指数は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決める上で物価の目安として重視している。伸び率は目標の2%を上回りインフレの根強さを示す中、金融市場では今月30日から2日間の日程で開く連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めるとの見方が強い。
エネルギー価格は2.6%、食品は1.5%それぞれ上がった。
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