国土交通省が中心となり、大阪市中心部で10月1日から路上スペースを活用した電気自動車(EV)カーシェアリングの社会実験を始める。大阪駅周辺など国道1、2号の計5カ所に24時間利用できるEVステーションを設置し、車両を1台ずつ配置する。9月30日に報道機関に公開した。
鉄道など公共交通と組み合わせて利用してもらい、二酸化炭素(CO2)削減や交通利便性の向上につなげる。全国初の取り組みで、2025年12月末まで実施する。
パーク24の子会社のタイムズモビリティが参加し、同社のサービス「タイムズカー」で予約する。車は借りた場所に返し、利用時間に応じた料金がかかる。
カーシェアは公共交通を補完する役割を担っているが、車両を置くステーションは民間の駐車場などを使うケースが多い。社会実験は道路空間の活用の可能性を検討する狙いがある。同省は「利用目的やどこから訪れたかなどを調べたい。将来、京阪神へ水平展開ができれば」(大阪国道事務所)としている。
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