日本ケミコンはケミコン東日本の宮城工場に新棟を竣工した

日本ケミコンは30日、子会社のケミコン東日本(宮城県大崎市)の宮城工場で、最先端のコンデンサーに特化した新棟が完成したと発表した。建屋の総工費は50億円で、11月から稼働を予定する。生成AI(人工知能)普及に伴いデータセンターや、自動車の電装化向けで需要が増えている。2028年度には生産能力を23年度比2倍にする。

生産するのは「導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー」というコンデンサーだ。自動車の電子制御ユニット(ECU)やAIサーバーなどに搭載し、電子回路内で電圧を調整するなどの役割を担う。

これまで同製品は、国内の2拠点と台湾の1拠点で生産していた。今後も台湾の生産拠点を中心に生産能力の増強を見込む。

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