戸畑物流が北九州市内に開設した「西港センター」は北九州都市高速の日明ランプに近い(30日)

戸畑物流(北九州市)は複数の企業が入居できるマルチテナント型の大型物流施設「西港センター」を開設した。投資額は約80億円。2階建てで延べ床面積は約4万6000平方メートルあり、まず1階部分を米ネット通販大手が家庭への配送拠点として活用する。

新拠点は北九州都市高速道路の日明(ひあがり)ランプから1キロの場所にあり、将来は「下関北九州道路」の西港インターチェンジも近くに設けられる予定。敷地面積は3万5000平方メートルで、西日本鉄道から30年間賃借する。

戸畑物流が開設した「西港センター」はスロープでトラックが2階に自走できる(30日、北九州市)

1階にはトラックバース18台分を設けた。うち8台分は海上コンテナに対応する高床式で、将来の輸出入拠点としての活用もにらむ。2階にはスロープによってトラックが自走して搬出入できる。

戸畑物流の日向祥剛社長は「九州の物流拠点は福岡市周辺や鳥栖市(佐賀県)に集中しているが、陸海空の物流インフラを持つ北九州を見直してもらうきっかけにしたい」と話した。

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