AIカメラは宇都宮駅東口の停留場に設置する(2月、宇都宮市)

宇都宮市は、市東部と隣接する芳賀町を結ぶ次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)」の停留場や乗り継ぎ施設に、AI(人工知能)カメラや自動車のナンバー読み取りカメラを設置する。乗降客や駐車場の利用状況を把握・分析し、安全対策や不正利用の防止につなげる。

4月下旬から「宇都宮駅東口」停留場に設置するAIカメラは混雑状況などを把握。スピーカーと連動し、混雑時にはエスカレーター付近に立ち止まらないよう自動で呼びかける。停留場の入場者と決済状況を照合することで、運賃を支払わずに不正利用している人がいないかなどの検証にも活用する。

ナンバー読み取りカメラは「清原地区市民センター前」停留場に隣接する、バスや地域内交通との乗り継ぎ拠点「トランジットセンター」の無料駐車場で、6月をめどに導入する。時間帯や登録地域から駐車場の利用実態を分析するほか、長時間駐車の把握などにも生かす。

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