日華化学が26日発表した2024年1〜3月期の連結決算は、純利益が前年同期比11.8倍の3億1800万円だった。前年同期は中国のロックダウンで同国子会社が苦戦し、純利益が2700万円にとどまっていた。欧米のアパレル在庫の調整による販売減が回復したのも寄与した。

売上高は同6%増の122億円、営業利益は3.3倍の5億8800万円だった。化学品事業ではインドやバングラデシュでの事業が成長したほか、インバウンド(訪日外国人)による国内観光が好調で、シーツなどのリネンサプライ用薬剤の販売が増えた。化粧品事業は販管費の増加や在庫評価の影響で増収減益となった。

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