DCMホールディングスが27日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が117億円と前年同期比9%増だった。同業のケーヨーを24年1月に完全子会社にして収益を上積みした効果が大きい。気温上昇でエアコンなど夏物商品が伸びたほか、節約志向を背景にプライベートブランド(PB)の売り上げも好調だった。
売上高にあたる営業収益は16%増の2877億円、営業利益は18%増の210億円だった。8月初旬に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発令された影響で、カセットコンロや家具の転倒を防止するストッパーなど防災用品の販売が伸びた。
DCMブランドの既存店の来店客数は5%減で、売上高も1%減だった。24年に入って値上げした商品も多く客単価は上がったが、「生活防衛意識の高まりで来店客数が減った」(同社)という。
25年2月期通期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比13%増の5505億円、純利益は10%減の194億円を見込む。
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