コメの等級は法律にもとづいて見た目や品質などをもとに4つの区分に分けられていて、最も評価が高い「1等米」はJAなどによる買い取り価格が高くなる傾向にあります。
農林水産省は27日、ことしの新米として初めてとなる検査結果を発表しました。
それによりますと、8月末までに収穫され検査を終えた全国のコメのうち、1等米の割合は63.7%でした。
去年の同じ時期より5.2ポイント低く、この夏の猛暑の影響でコメが白く濁ったり、カメムシの発生でコメに黒いまだら模様が確認されたりしたことが影響しているとしています。
ことしの新米の検査結果は今後、毎月発表されますが、農林水産省は今回の検査量が年間に占める割合は全体の5%余りだとしていて「9月の検査では東北や北海道など主なコメの産地での生育がよく、この状況が続けば1等米の比率も増えていく」と話しています。
※当初公開した際、「生育」の字に誤りがありました。失礼しました。
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