1978(昭和53)年 東芝が世界初の日本語ワープロ「JW-10」を発表。
アルファベットとは異なり、常用漢字と人名漢字合わせて2000文字を超える漢字を簡単・高速に入力できるようにすることが開発の上で最大の難関だった。日本語の構文解析の研究を重ね、実用的な仮名漢字変換システムを完成させた。9月26日はデモンストレーション展示で、出荷が始まったのは79年2月。価格は1台630万円。大卒初任給が10万円の時代、超高級マシンだった。
その後、家電メーカーが追随し日本語ワープロはオフィスだけではなく一般家庭にまで浸透。しかし、1990年代半ばになるとパソコンにとって代わられ、専用ワープロは姿を消した。
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