TSIホールディングスは2024年3〜8月期の業績予想を一部上方修正した

TSIホールディングス(HD)は25日、2024年3〜8月期の連結営業損益が1億7000万円の赤字(前年同期は5億3200万円の黒字)になったと発表した。販管費の抑制で、従来予想(9億円の赤字)から上方修正した。

事業の構造改革を進める中で物流を効率化した。広告宣伝費などの支出基準を厳しくしたこともあり、販管費が想定よりも減った。

売上高は前年同期比3%増の752億円と、従来計画から7億円上振れした。4月以降の気温上昇で販売が戻ったほか、インバウンド(訪日外国人)の需要も見込みを上回った。

政策保有株の売却益4億6600万円を特別利益に計上した一方、繰り延べ税金資産の取り崩しによる税金費用が増え、最終損益は9億円の赤字(前年同期は14億円の黒字)とする従来予想を据え置いた。

複数ブランドの撤退による在庫評価損や、人員の削減に伴う費用を見込み、25年2月期通期の業績予想も変えなかった。

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