秋田市と秋田中央交通は連携協定を結んだ(26日、秋田市役所)

秋田市のバス会社、秋田中央交通と同市は26日、持続可能な公共交通サービスをめざして連携協定を結んだ。運転手不足を背景に路線バスの減便や廃止が全国で相次いでいる。相互に情報共有し、公共交通サービスの課題解決に向けた具体策を話し合う。

路線バスなど公共交通網の再編・移行に向けた取り組み、ICカードで得られる利用情報などを活用したバス運賃制度の検討など7項目で連携する。年2回ほど協議の場を設け、個別テーマは作業部会で議論する。

秋田中央交通の渡辺綱平社長は「慢性的な乗務員不足や燃油高騰、(運転手の労働規制が強化された)2024年問題などバス業界を取り巻く環境は厳しくなっている。限られた人数で知恵を絞り持続可能な公共交通サービスをめざしたい」と語った。

秋田市の穂積志市長は「市民の(移動の)足を守るため、一緒に検討していきたい」と述べた。

【関連記事】

  • ・秋北バス、秋田県小坂町・鹿角市と路線バスフリー定期券
  • ・秋田・三種町、住民がドライバーに 岩手・山形は100台超

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。