24日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が小幅に値上がりし、4営業日連続で史上最高値を更新した。米国での利下げへの期待が続いたほか、中国の金融緩和策が好感されて株式が買われた。

 終値は、前日より83.57ドル(0.20%)高い4万2208.22ドルだった。米大企業を幅広く網羅する株価指数「S&P500」も0.25%と小幅に上昇し、最高値を更新した。

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げへの期待が続き、景気が下支えされるとの思惑から株式が買われた。また、24日に中国の中央銀行が金融緩和策を打ち出したことで、中国の景気先行きへの懸念が後退。米建設機械大手キャタピラーが約4%値上がりするなど、中国市場での売上高が大きい企業の株高につながり、相場全体を押し上げた。(ニューヨーク=真海喬生)

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