ゼンショーホールディングス(HD)傘下のすき家は24日、主力商品のカレーを10月1日から刷新すると発表した。スパイシーだったこれまでの味わいを変更し、リンゴやサツマイモなどを多く使いマイルドな味わいに仕上げた。子供や女性など幅広い顧客層に受け入れられる家庭的な味わいを売りとする。
価格は並盛り490円、大盛り630円で据え置いた。「おうちカレー」をテーマに甘口のルーを採用したほか、じゃがいもやニンジンなど大きめの具材を使い食べ応えある商品に仕上げた。辛口のカレーが好きな消費者向けに唐辛子やこしょうがきいた「すき家の特製辛口ソース」を添え、辛さを調整できるようにした。
すき家のカレーの刷新は21年以来、約3年ぶり。21年の刷新では20種類以上のスパイスを使った本格的なカレーを打ち出していた。今回の刷新では「現行のカレーからさらにターゲットを広げ、子供から大人まで愛されるカレーを目指した」(同社)という。すき家の平田智有社長は19日に都内で開いた発表会で「年代を問わず楽しめる商品になっている。多くの皆様に楽しんでもらいたい」と述べた。
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