週明け24日の東京株式市場で日経平均株価は、一時、前週末の終値より600円超値上がりし、約3週間ぶりに3万8000円台を回復した。前日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が史上最高値を更新した流れを受け、日本市場でも買いが優勢となった。
23日の米国株式市場でダウ工業株平均は、前週末より61.29ドル(0.15%)高い42124.65ドルをつけ、3営業日連続で史上最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後、積極的に利下げをするとの期待から買いが広がり、米大企業を幅広く網羅する指数の「S&P500」も最高値を更新した。
東京株式市場でも取引開始直後から買い注文が先行し、日経平均は前週末の終値よりも447円45銭高い3万8171円36銭で取引を開始した。半導体製造装置大手の東京エレクトロンや、ユニクロを展開するファーストリテイリングといった日経平均への寄与度が高い「値がさ株」を中心に、幅広い銘柄で買いが広がった。(杉山歩)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。