【ローマ共同】イタリア大手銀行のウニクレディトは23日、ドイツのコメルツ銀行の持ち株比率を約21%に引き上げたと発表した。金融商品を通じて株式約11.5%を追加取得したとしており、必要な許可を規制当局に申請しているという。敵対的買収に向けた動きとの指摘も出ている。
ウニクレディトはコメルツ銀の株式保有の増減については、同行の経営陣やドイツの利害関係者らとの「協議次第で決まる」としている。
ウニクレディトは11日、コメルツ銀の株式を約9%取得したと発表。欧州の銀行再編につながるとの観測も出ていた。
コメルツ銀は2008年の金融危機で経営が悪化。ドイツ政府が公的資金を注入して救済した。
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