訪米中の岸田文雄首相は23日午前(日本時間23日夜)、日米の資産運用会社のトップらが出席するニューヨークでのイベントで演説し、来月3日に家計の投資促進などを議論する「資産運用フォーラム」を立ち上げると表明した。
米ブルームバーグ社が主催したイベントで首相は、NISA（少額投資非課税制度）の拡充やコーポレートガバナンス（企業統治）改革を一段と進めてきたと強調。自身が掲げる「資産運用立国」の取り組みについて、「日本全体の資金の流れを大胆に変える野心的な改革だ。私は退任するが、今後とも日本政府は資産運用立国の取り組みの果実を日本経済に定着させ、継続的に改革を推進していくと確信している」と述べた。
フォーラムはブラックロック・ジャパンや野村アセットマネジメントなどの資産運用会社で構成。投資を通じた企業価値の向上や、持続可能な社会を実現するための金融のあり方などを議論する。（ニューヨーク＝神野勇人）
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