静岡空港のターミナルビル(静岡県牧之原市)

静岡県がまとめた8月の静岡空港(牧之原市)の搭乗者数は前年同月比18%増の6万3143人だった。国内線は夏休み需要で北海道・札幌方面が8月として過去最高だった。国際線も中国方面が回復し、国内・国際の合計は新型コロナウイルス禍前の8割程度の水準まで戻っている。

国内線搭乗者数は4万7308人で搭乗率は78%だった。7月から全日本空輸(ANA)の沖縄線と新千歳線の通年運航が始まり旅行客の利用が増えた。ただ台風の影響でフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の計26便が欠航になるなど、国内線全線では4%減になった。

国際線は3.7倍の1万5835人で搭乗率は76%。7月に再開した杭州線は1961人が利用し搭乗率は61%だった。低調気味だった上海線の搭乗率は78%と回復している。チェジュ航空のソウル線は9318人と国際線の約6割を占め搭乗率は80%だった。

好調なソウル線は10月27日から週11便への増便を決めた。月火木土曜で各1往復増える。訪日客に加えて日本人の利用も多く、県の空港担当者は「旅行計画を柔軟に立てられるようになり、是非静岡から遊びにいってほしい」と期待する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。