関西プレスクラブは20日、大阪市内で講演会を開き、オリックスの高橋豊典グループ関西代表が大阪駅北側の再開発区域「うめきた」をテーマに講演した。6日に先行開業した2期の「グラングリーン大阪」で産官学がスタートアップ育成・支援に携わる中核拠点「JAM BASE(ジャムベース)」を通じて「大阪・関西から未来を変える人材を育てていきたい」と意気込んだ。
高橋氏は1期の「グランフロント大阪」では交流拠点「ナレッジキャピタル」、グラングリーン大阪ではジャムベース創設に携わった。開発に着手した20年前はスタートアップ育成の発想はなかったが、時代の流れに応じて機能を追加したと指摘。大阪の都市競争力の向上に向けて「東京との対抗ではなく、アジアとの人材獲得をどう勝ち抜くかが重要だ」とした。
うめきた地区が貨物駅だけでなく、大正時代には9つの学校が集まる文教地区であったことや、周辺でダイハツやパナソニックホールディングスなど関西企業が創業したことにも触れ、「昔から産官学が集結して新しい物を作るエリアだった」と語った。
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