おしぼりの製造・レンタルのFSX(東京都国立市)は米国市場に本格的に進出する。特許を持つ抗ウイルス・抗菌の使い切りおしぼりを発売する。28日にロサンゼルスで開かれる日本食飲食店向け展示会に出展し、日本の「おしぼり」文化を発信する。
米国に輸出するおしぼりは、東京工業大学と慶応義塾大学発の合同ベンチャーとの共同研究によって開発した特許技術「VB(ブイビー)」を採用する。おしぼり上のウイルスや菌を99.99%以上抑制する。国内では年間1億4000万本を販売している。
海外向けにVBの応用開発に取り組んだ。米国内での特許や商標を取得できたため、一般化粧品として販売する。
宝ホールディングスの関連会社で現地の日本食材卸会社「ミューチャルトレーディング社」を通じて売り込み、アマゾンの通販サイトなどでも展開する。おしぼりを保管する冷温庫も含め3年目に100万ドル、10年目に1000万ドルの販売を計画する。
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