地下鉄の東京メトロは、国が53.4%、東京都が46.6%の株式をそれぞれ保有していますが、会社が行った株式の上場申請が20日東京証券取引所に承認されたということです。

10月23日にプライム市場に上場し、保有する株式のうちあわせて50%が売り出されます。

想定売り出し価格は1株あたり1100円で、上場時の時価総額はおよそ6400億円とことし最大規模の上場となる見通しです。

東京メトロの株式のうち国の保有分については、売却収入を東日本大震災の復興財源に充てることが法律で定められています。

東京メトロは「多様な株主が加わることで一層の経営改革が可能となり、より強固な経営基盤につながる」としています。

一方、今月、明らかになった車両の整備作業での数値の改ざんなどの不正については、「厳粛に受け止め、安全を第一に再発防止に取り組む」としています。

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