2018年10月、北海道むかわ町で水揚げされたシシャモを仕分けする漁業関係者
北海道むかわ町の鵡川漁協などでつくる「えりも以西海域ししゃも漁業振興協議会」が、シシャモ漁を昨年に続き見合わせることが20日、町への取材で分かった。「鵡川ししゃも」のブランドで知られるが、近年、資源量の減少が続いており、回復を図る。 町などによると、漁期は10月上旬から11月上旬。漁獲量は近年、2006年の126トンをピークに減少傾向が続き、22年は過去最低の64キロにとどまった。海水温上昇が主な原因とみられ、今季も産卵のため生まれた川へ戻る親魚の数が少ないと判断し休漁を決めた。 町は22年、鵡川の河口近くにふ化場を建設し、23年から稚魚を放流するなどの対策を取っている。
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