キリンビールは19日、岩手県遠野市で収穫されたホップを使ったビールの仕込み式を仙台工場で開いた。同工場は東日本大震災の津波被害から復旧したことで知られ、昨年操業100周年を迎えた。  遠野市で8月下旬に収穫したホップを急速凍結して運搬。細かく砕き、手作業で仕込み釜に投入した。今年は台風や猛暑の影響で収穫量が例年より少ないが、香り成分を多く含み品質は高いという。  11月5日から「一番搾り とれたてホップ生ビール」として販売。仙台工場の製品は東北6県と新潟県に出荷する。北村茂樹仙台工場長は「爽やかな香りと味わいで料理に合う。季節のものと合わせて飲んでほしい」と話した。


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