日銀は19日から2日間の日程で金融政策決定会合を開き、7月に追加利上げを決めたあとの経済・物価の情勢について議論します。
前回、追加利上げに踏み切ったのは、1ドル・161円台と歴史的な水準まで円安が進み、想定を超えて物価が上昇するリスクが高まっているという判断がありましたが、その後は一転して円高が進んでいます。
こうした状況に、日銀内では想定を超えた物価上昇のリスクは小さくなっているとして、この局面では、不安定な状況となっている金融市場の動向や、前回の追加利上げによる経済や物価への影響を見極めるべきだという意見が多くなっています。
また、10月に予定されているモノやサービスの値上げによる物価や消費への影響を確認したいという意見もあり、金融市場では日銀が現在、0.25%程度としている政策金利を据え置くという見方が広がっています。
アメリカのFRBは4年半ぶりの利下げを決めて景気の下支えに乗り出しましたが、会合では世界経済を左右するアメリカ経済の先行きについてどのような議論になるのかも焦点となります。
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