米ワシントンにあるFRB本部(共同)

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、連邦公開市場委員会(FOMC)で主要政策金利を0・5%引き下げることを決めた。利下げ決定は新型コロナウイルス禍への対応で事実上のゼロ金利政策を導入した2020年3月以来、4年半ぶり。24年末の金利は4・4%と予測し、年内残り2回の会合でさらに通常ペースの2回分に当たる利下げを見込んだ。  コロナ禍からの回復過程で歴史的な高水準に達した物価上昇は沈静化しつつある。長期化した高金利政策による雇用情勢の悪化を警戒し、大幅な利下げに踏み切った。物価高を抑えながら景気後退を回避するソフトランディング(軟着陸)の実現を目指す。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。