稲葉会長は「頑健で緩みのない組織にし、国民や視聴者の信頼を取り戻したい」と話した

NHKの稲葉延雄会長は18日の定例会見で、ラジオ国際放送での不適切発言を巡り総務省から行政指導を受けたことに対し、「重く受けとめ、深くおわびする」と述べた。原因の一つとして「NHKがリスクに若干、鈍感な面があるのではないか」と指摘した。再発防止策を徹底することで「頑健で緩みのない組織にし、国民や視聴者の信頼を取り戻したい」と話した。

ラジオ国際放送では、8月の中国語ニュース番組で外部スタッフが沖縄県の尖閣諸島を「古来から中国の領土」などと原稿にない不規則発言をした。稲葉会長は「就任当初からリスクマネジメントの重要性を訴えてきたが、重大な事案が発生し、ざんきに堪えない」と謝罪した。

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