パーク24が17日発表した2023年11月〜24年7月期の連結決算は、純利益が前年同期比4%減の146億円だった。国内の駐車場事業やカーシェアは好調だった。前年同期に投資有価証券の売却益を計上した反動が出たほか、カーシェアやレンタカーを扱うモビリティ事業の子会社で税金費用が増えた。
売上高は12%増の2702億円、営業利益は9%増の266億円だった。カーシェアやレンタカーを扱うモビリティ事業の営業利益は24%増だった。車両台数の増加とともに1台あたりの利用料も増えた。
国内の駐車場事業は新規開発に加え、入出庫や精算が簡単な車番認証カメラを活用した駐車場の拡大などで営業利益は6%増えた。海外の駐車場事業はオーストラリアで稼働が想定を下回った。
24年10月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比8%増の3570億円、純利益は14%増の200億円を見込む。同社の実貴孝夫取締役は同日の決算説明会で「(カーシェア事業拡大のために)法人営業に力を入れる」と述べた。
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