ANAHDのCVCファンドが出資するニアミーはタクシーなどの相乗りサービスを手掛ける

ANAホールディングスは17日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを通じて、空港送迎などに使う乗り合いタクシーの「NearMe(ニアミー)」(東京・中央)と、超小型衛星開発のアクセルスペースホールディングス(同)の2社に出資したと発表した。出資額はいずれも非公表だが少額出資としている。

ANAHDが4月に設立したCVCファンド「ANA未来創造ファンド」の最初の投資案件となる。同ファンドの規模は80億円で10年間の運用を想定している。

ニアミーが展開する空港への送迎サービスは2023年3月からの1年半で利用実績は30万人から85万人以上に増えた。ANAHDとは既にMaaS(次世代移動サービス)関連で連携しており、出資を通じて関係をより強固にする。アクセルスペースHDとは航空にとどまらない宇宙関連事業の可能性を探る。

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