16日のニューヨーク市場では、アップルが今月発表した最新機種の需要が伸び悩むのではないかという投資家の見方などから、ハイテク関連銘柄が多いナスダックの株価指数が下落しました。

これを受けて東京市場でも、取り引き開始直後から半導体や電子部品などのハイテク関連の銘柄を中心に売り注文が広がっています。

また、外国為替市場で日本時間の16日、一時、1ドル=139円台まで円高が進んだことで、急速な円高への警戒感も出て自動車など輸出企業の銘柄で売り注文が出たことも株価を押し下げ、日経平均株価は700円以上値下がりしています。

▽日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より753円22銭安い3万5828円54銭。

▽東証株価指数=トピックスは46.40下がって2524.74。

▽午前の出来高は9億1565万株でした。

市場関係者は「アップルの最新機種の需要が伸び悩むという見方によって部品を納入している日本企業にも売り注文が出た。このあとは為替の動きをにらみながらの取り引きになるだろう」と話しています。

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