日野自動車は13日、中国自動車大手の広州汽車集団との合弁会社「上海日野発動機」でのエンジン生産を9月末に終了し、事業から撤退すると発表した。商用車や建設機械向けエンジンの生産・販売を手がけてきたが、中国市場では急速に自動車の電動化が進み、ディーゼルエンジンの需要が低下していることが要因となった。

 上海日野発動機の2023年12月期決算は、本業のもうけを示す営業損益が12億円の赤字に陥り、事業の継続が難しいと判断した。

 大型トラックを主に製造する「広汽日野汽車」は事業を続ける。

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