2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は13日に開いた理事会で、最大約90億円の会場整備費を追加で負担する方針を決めた。会場建設工事でメタンガスの爆発事故が3月に発生し、対策を強化する。十倉雅和会長は記者会見で「建設費、運営費ともに追加措置が必要とは考えていない」と述べ、予算の範囲内におさまると強調した。
換気装置やガス検知器の設置に約30億円を見込む。引き取り手がない海外パビリオンを休憩所などに転用する費用も50億~60億円を追加する。
会場整備費は計2350億円を確保している。このうち130億円は、災害時の補修など想定外の事態に備えた予備費だ。
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