パッケージはうな重の器の漆塗りをイメージし、赤と黒にした=カルビー提供

カルビーは16日から、埼玉県の名産品「うなぎのかば焼き」をイメージしたスナック菓子のじゃがりこを全国発売する。地域の食文化にスポットを当てる「ラブ地元」シリーズの第2弾で、埼玉の関係者とともにうなぎの香ばしい味わいを再現した。

カルビーは1995年にじゃがりこを発売し、200種類以上のフレーバーを開発してきた。23年から「ラブ地元」シリーズを開始。地域と一緒につくり、土地に根付く食文化のストーリーを発信するのが特徴だ。第1弾の「関西風おだし味」に続いて埼玉県を選び、さいたま市の浦和地区や川越市で有名な「うなぎの蒲焼味」にした。

うなぎを一度蒸してから焼き、あっさりとした甘辛いタレをつけるのが埼玉流。地元の味を再現するため、県やさいたま市、飲食店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」などとともに、タレの濃さや香辛料の量などを調整したという。

価格は190円前後、数量限定で受注生産する。販売に先立つ商品試食では消費者から「香りと味が良く、本物のうなぎみたいでおいしかった」といった反響があったという。パッケージの蓋には浦和のうなぎを育てる会のホームページにアクセスできるQRコードを掲載した。埼玉県内の店舗情報などを確認できる。

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