データセンター建設に向けた地鎮祭に出席した関西電力の森望社長(右)とサイラスワンのエリック・シュワルツCEO=12日午前、京都府精華町

 関西電力は12日、米大手サイラスワンと合弁で設立する大規模なデータセンターの第1号案件を京都府精華町で建設すると発表した。生成人工知能(AI)の普及によって需要が急増する中、データセンターの事業を収益源に育てる考えで、今後約10年で1兆円以上を投資して各地で新設を進める方針だ。

 施設は地上4階建てで延べ床面積が約3万8千平方メートル。2027年度中に営業を開始し、インターネット上でデータを管理する米IT大手といった顧客を想定する。稼働に必要な電力は70メガワットを想定する。

 総務省によると、27年にはデータセンターの市場規模は4兆円を超える見通し。

京都府精華町に新設するデータセンターの完成イメージ(関西電力提供)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。