カナダでのEV工場の計画について説明するホンダの青山真二副社長=25日午後、東京都港区

 ホンダは25日、電気自動車(EV)の完成車工場とEV向け電池工場を新たにカナダに建設する検討を始めたと発表した。完成車工場は2028年の稼働を目指す。電池工場なども含む総投資額は約150億カナダドル(約1兆7千億円)を想定する。重要市場の北米での巨額投資により生産体制を強化し、EV市場で反転攻勢を図る。

 カナダ政府などから補助金を受ける方向で協議している。電池部材を製造するパートナー企業も一連の供給網に出資するため、ホンダとしての投資額は総額の6~7割程度になる見込み。投資計画は今秋に決定する。

 電池のコストは自前生産の効果などにより現行と比べて2割超の削減を見込む。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。