ダイハツディーゼルは25日、2025年5月2日付でダイハツインフィニアースに社名を変更すると発表した。英語で「永遠」と「地球」を示す言葉を組み合わせた造語を取り入れ、環境に配慮したエンジン開発に注力する企業姿勢を示す。24年6月27日に開催する株主総会で、商号に関する定款変更の承認を得る。

同社は脱炭素社会への移行をにらみ、二酸化炭素(CO2)排出量の少ないメタノールやアンモニアを燃料とした船舶用発電エンジンの開発に取り組んでいる。「ダイハツ」を社名に残したことについては「欧州などではダイハツと言えば産業用エンジンというイメージがあり、ブランドを守っていきたい」(堀田佳伸社長)と説明していた。

同日発表した24年3月期連結決算は、売上高が前の期比13%増の817億円だった。純利益は75%増の51億円。25年3月期は売上高が前期比5%減の780億円、純利益が40%減の31億円を見込む。

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