弥彦村の伊彌彦米が最多の寄付件数を集めた=さとふる提供

ふるさと納税仲介サイト運営のさとふる(東京・中央)の集計によると、同社が運営するふるさと納税サイトで新潟県の「米」カテゴリーへの8月の寄付件数は、前年同月比約3.7倍となった。首都圏を中心に身近なスーパーなどでコメが品薄状態だったのを受け、ふるさと納税を活用してコメを手に入れようとした動きが目立った。

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」における24年8月1〜31日までの新潟県全体の「米」カテゴリーへの寄付件数をまとめた。具体的な寄付件数や寄付金額の総額は非公表としているが、同県弥彦村の返礼品「令和6年産特別栽培米コシヒカリ伊彌彦米」(10キログラム、寄付金額1万6000円)に対しての寄付件数が同期間で最も多かった。

同社によると全国の「米」カテゴリーの寄付件数は前年同月比約1.8倍だった。新潟県と同じコメどころである北海道は同約2.4倍、秋田県は同約1.5倍だったという。同社の担当者は「(比較的すぐに発送される)23年産米のほか、11月下旬以降に発送予定の新米も人気になっていて、8月は安定しておいしいコメを手に入れたいと考える人が増えた」と分析している。

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