東京都は今秋から、麻酔を使って陣痛を和らげる「無痛分娩」に関する実態調査を始める。都内約150施設にアンケートを送り、無痛分娩実施の有無や件数、医師らの数、料金、計画分娩の対応などを調べる。小池百合子知事は7月の知事選の公約で、無痛分娩への助成を掲げた。事業化に向けて現状を把握する。

無痛分娩は医療保険の対象外で費用負担が重い。少子化が進むなか、無痛分娩助成の制度設計に向けてデータを集める。調査は10月ごろまで行う。

小池知事は6月の公約発表会見で「1人目を出産したけれども、あの時の痛さはもう2度と味わいたくないという声を結構聞く。母体を守ると同時に2人目も3人目も生みたくなるようサポートしていく」と述べていた。

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